第23話・3馬鹿+玉、三味線日和

 前回までのあらすじ
 無茶苦茶な量で苦しめられた焼き鳥食べ放題をチームワーク(?)で切り抜けた3馬鹿はラビが呼び出した玉ちゃんの車でドライブに出発したが、行き先は未定。これから、4人はどこへ向かうのか!?3馬鹿、初めてのお出かけ編完結です!

 玉ちゃんの車に乗り込んだ海ちゃんとみっつは、玉ちゃんに簡単に挨拶を済ませ早速、車は出発したのだが、行き先は突然の事で未定だった。
 ラビ 「それで、どこに行くんだ?」
 みっつ 「どうしようか?とりあえず、適当にドライブするってのは?」
 玉ちゃん 「いいよー。じゃあ、白石方面に行くね。」
 そんな訳でドライブが開始されたが、車内では車に興味があるらしい海ちゃんが玉ちゃんに質問をしていた。無免のみっつと免許があるが興味がないラビはボケ~っと聞いていた。
 海ちゃん 「それじゃあ、この車は大学1年のときに買ったものなんですか~。エヘヘへヘ」
 玉ちゃん 「そうだよー。でも、自分でタイヤを選んだりしたから、お金は結構掛かったよー。」
 それにしても、玉ちゃんは本当に車好きである。車に詳しいだけでなく、運転も丁寧で安心して乗車できた。その内に就職活動へと話題が転じて、ラビが面接での体験談を語りだしたが、ラビらしい話であった。
 ラビ 「こないだね。読売新聞を受けた時に、面接官にいつもどの新聞を読んでますか?って、聞かれた時に素直に朝日新聞です!って、答えたら面接官に苦笑されたよ。結果は。やはり駄目だったよ。」
 みっつ 「ラビ、そりゃあそうだろ~。嘘でも読売って答えとけばよかったのにな。」
 海ちゃん 「全くですよ~。エヘヘへヘ」
 しばらく、ドライブを楽しんでから「キャッツアイ」へと向かい、そこのゲームセンターで遊ぶ事にした。入ってすぐに、海ちゃんがスガイでもやった「三味線ブラザーズ」をやった。ここでは、スガイよりも安くプレイできるようだった。
 海ちゃん 「なにかリクエストはありますか~?エヘヘへヘ」
 と、楽しそうに演奏していた。その後、UFOキャッチャーが好きな玉ちゃんと海ちゃんが、色々と研究して遊んでいた。
 海ちゃん 「中々、取れませんね~。エヘヘへヘ」
 それから、ラビは飽きずに「タイムクライシス3」を玉ちゃんとやっていた。その間にみっつと海ちゃんは「太鼓の達人」をやることにしたが、みっつは初めてだったので、簡単な曲を選びたかったのだが時間切れでやたらと難しい曲を選んでしまい、海ちゃん共々ゲームオーバーになってしまった。
 みっつ 「面白いけど、やっぱ曲が厳しい~!」
 海ちゃん 「そうですね~。エヘヘへヘ」
 その後、三味線を2人でやったが、これが意外に難しく簡単にゲームオーバーになってしまった。そこにラビ達がやって来て、今度は海ちゃんと玉ちゃんがコンビでやる事になったが、玉ちゃんは初めてにしては筋がよく、かなり上手くプレイしていた。
 みっつ 「玉ちゃん、上手いね~!」
 海ちゃん 「ホントに筋が良いですよ~。エヘヘへヘ」
 玉ちゃん 「そんなことないよー。」
 かなり海ちゃんは三味線に入れ込んでいるらしく、この後も5、6回はプレイしていた。そろそろ、お開きの時間という事で車に向かったのだが、海ちゃんがおもむろにメールしていた。
 みっつ 「どうしたんだい?ひめにメールかい?」
 海ちゃん 「いえいえ。バイト先の三味線仲間に報告のメールですよ~。エヘヘへヘ」
 もはや、三味線中毒である。この後、玉ちゃんに海ちゃん宅の近くまで送ってもらい、みっつは海ちゃんの家に泊まる事になったのであった・・・。

 さて、今回で先日の3馬鹿、初めてのお出かけ編は無事に完結となります~。外伝の次回作は、以前に予定していた第24話「ラビット流選挙」となる予定です。(あくまで、予定は未定)どうぞ、お楽しみに~!

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


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